起業を失敗に終わらせないためには、
「必要な資金」をあらかじめ認識しておくことが必須です。
どんなことにどれくらいのお金が必要になるのか、一度リストアップし
てみましょう。
事業をはじめるにあたって必要な資金は
「開業資金」と「運転資金」の2つに大きく分けることができます。
●開業資金とは・・・
開業するまでにかかる資金のことを指します。
業種や業務体制によって異なりますが、おもに次のようなものが必要となり
ます。
事務所・店舗費用 | 敷金礼金、保証金、仲介料、工事・改装費など |
物品購入費 | 机、椅子、PC、電話、FAX、棚、文具、その他消耗品など |
広告宣伝費 | 看板、チラシ、HP開設など |
許認可取得費 | ※業種によって必要があれば |
初回仕入費 | ※業種によって必要があれば |
人件費 | 開業するまでの人件費 ※必要であれば |
●運転資金とは・・・
開業してから事業継続のために必要な資金です。
これには、売上に応じて変動する「変動費」と、 売上とは関係なくかかる
「固定費」があります。
・固定費
不動産関連費 | 店舗・事務所の賃料、駐車場、物置など |
人件費 | 経営者自身の給料、従業員の給料、税理士・弁護士など外注の方への報酬 |
その他 | 保険金、税金、通信費、水道、光熱費 |
※借入金がある場合は、返済費が必要となりますので、 そちらも毎月
必要なお金として考慮に入れておきましょう。
・変動費
変動費 | 仕入れ費、交通費、広告宣伝費、求人広告費など、必要であれば |
ぜひ、必要なお金を、実際に書きだして検討してみてください。
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また、当然のことではありますが、できるだけお金は多く用意していた
ほうが安心です。
なぜなら、起業当初は計画通りにいかないことの方が多いからです。
「売上高の伸びが思っていたより遅い」ということがよくあります。
こんな事態になっても、事業が軌道に乗るまで時間稼ぎができるだけの
自己資金があれば安心です。 もし必要最低限の金額しか用意できな
ければ、 いかにうまくお金を回していけるかが経営者としての腕のみせ
どころです。
また、資金が足りないときの「お金を集める方法」については、 別の
記事にてご紹介いたします。(→こちら)
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